更年期
一見、健康そうに見えるあなた・・・
実は、なかなかご主人の理解が得られず
つらい思いをしてませんか?
◆更年期障害とは、いったいどのようのことですか?
更年期とは、生殖期(性成熟期)と非生殖期(老年期)の間の移行期」を言い、卵巣機能が衰退しはじめ消失する時期にあたります。
更年期障害とは、卵巣機能の低下によるエストロゲン欠乏、特にエストラジオールの欠乏に基づく、ホルモンバランスの崩れにより起こる症候群です。
その症状が酷く、仕事や家事などの日常生活に支障が出るほどの状態をいいます。
調査によると、更年期世代(46歳~55歳)の女性の8割が何らかの症状を有しており、そのうちの4割が更年期障害と診断されます。
◆更年期障害には、どんな症状があるのでしょうか?
1.血管運動神経症状(自律神経失調症の症状)
① ホットフラッシュ(ほてりやのぼせと言い方する場合が多いです。)更年期の代表的な症状です。暑くもないのに急に上半身、顔、首はほてり、熱くなってくる。伴い頭、首、胸に多量の汗が出て2~3分後には引いてしまう。一日に何回も繰り返す。
特に朝が大量の寝汗とホットフラッシュで目が覚める。これは自律神経の乱れにより起こったことです。8割の更年期女性がこの様な体験があります。程度は個人差があります。
②冷え
冷えの症状も更年期に多く見られます。上半身は暑いにもかかわらず、腰から下半身、手足が冷えを感じる。
③動悸、息切れ
突然心臓はドキドキして、心拍が速くなったり。時には遅くなったりします。胸が詰まるよう な息苦しくなったりします。
④めまい、耳鳴り
更年期のめまいは立ちくらみやぐるぐると目が回るというようなものではなく、身体がフラ フラ揺るさぶられるようなめまい。時々耳鳴りがします、数分間を続く。
⑤胃腸の不調
自律神経の乱れが胃腸の働きを低下させ、胃もたれや胃痛、食欲不振などの症状もよく見られます。
2.精神神経障害症状
①気分が落ち込む
更年期症状の大きな特徴の一つは気分が落ち込む、不安感、無気力ということです。
何をしても気持ちが盛り上がりません。イライラしやすい、集中力がない、マイナス思考になりやすい、性欲がないなど症状を伴う場合が多いです。酷い場合は自殺願望を生じます。
②頭痛
頭痛の特徴は重く痛い、後頭部から首筋にかけてこわばるような鈍痛。時には頭頂部の痛い。吐き気を伴う場合もあります。
③不眠
更年期の不眠は悶々として眠れない。寝つきが悪い、熟睡した感じがしない。一晩に何回も目が覚める、朝の目覚めが早くなります。
④疲労感
精神的、肉体的に疲れを感じる。大した仕事や家事をやっていないのに、体がすぐ疲れてしまう、とくに両足がだるい。倦怠感も現れます。
3.筋肉、神経障害症状
肩こりや腰痛や背中痛を訴える人は少なくない。これは自律神経失調による血管、筋肉収縮で血液循環が悪いことが原因で起こる症状です。
または手足がしびれることもあり、整形外科で検査しても、"異常が見当たらない"と診断されることが多いです。
4.その他
皮膚が乾燥しやすく、敏感になり、痒みや湿疹が出やすい。トイレも近くなり、時々尿漏れ、失禁することが発生します。
女性ホルモンの低下で膣炎が発生し、萎縮、かゆみ、性交痛など症状も出ます。
◆自分でも、ある程度更年期障害を改善できまか?
更年期にはいくらつらい症状が出ても、「気のせい」だとか「我慢していれば、そのうち良くなる」などと軽く片付けられる風潮があります。そのため自分一人で悩み苦しむというケースが非常に多いようです。実はこのような消極的に更年期を過ごす方は更年期を長引かせるだけではなく、いろいろ病気を身につけてしまうものです。
もし更年期をスムーズに乗り越えようとするならば、まず自らの生活習慣も改善しましょう!
1.体力を付けて代謝を良くするため 、積極的に体を動かす
更年期障害の症状改善にと、急激な運動を始めるのはタブー。発汗を促し、手足の血行を良くするウォーキングや水泳や太極拳やストレッチなどの有酸素運動から始めましょう。有酸素運動は呼吸器や循環器系に刺激を与え、手足の血行を良くすると自律神経の働きを良くすることにもつながります。体力をつけると、免疫力が高まり病気になり難い体質になります。
2.精神的に軽くする呼吸法で心を静める
更年期の汗は前触れなく出てきますが、必要以上に慌てて恥ずかしがると汗の量が増してしまいます。汗が噴き出てきたら、ゆっくりと腹式呼吸をすると自律神経のうちの交感神経が和らぎ、症状が軽くなります。
3.気分転換を心がける
自分のために時間をつくり、好きな趣味を楽しむ。園芸や陶芸や、或いは映画、音楽会などの鑑賞や、お金の掛からないお友達とのおしゃべりも一つのストレス解消の方法です。
4.汗をかきやすくする
汗を抑えるより、良い汗をかける体質になるようにします。それが一番の多汗の予防です。ゆっくりと半身浴をするのもいいでしょう。その際に、醸造酢や黒酢などを加えた「酢風呂」は特に更年期におすすめの入浴法です。入浴直前にバスタブに入れゆっくり浸かり、最後にシャワーを浴びると酢の匂いも気になりません。
5.食事のバランスを調整しましょう。
まず減塩、減糖、低脂肪の食事から始めてましょう。違和感のない程度に薄味にしてみましょう。
◆鍼灸では、どんな効果が得られますか?
★ 急激に低下した卵巣機能を調整、強化する。
★ 女性ホルモンをある程度維持する。
★ 自律神経を調整し、アンバランスから正す。辛い症状を改善する。
★ 肩こり、腰痛、頭痛、関節痛などの痛みを緩和する。
★ 不眠症、冷え性を改善する。
■更年期症状 当院の取り組み■
実際は、鍼灸が更年期障害のさまざまな症状に対して最適だと言えます。非常に効果的な結果がでています。当院の得意な分野の一つとして挙げられます。
鍼灸施術の前に、きめ細かく患者様の訴えを伺うことから始め、体質を調べ、症状を分析し、方針を立てます。
症状の軽・重により施術頻度が変化いたします。特にメンタル面で弱くなっている方は、週2~3回の治療が必要なこともあります。
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