子宮内膜症
◆子宮内膜症とはどんな病気ですか?
子宮内膜とは子宮の一番内側の膜です。月経周期に従って厚くなったり、剥がれしたりと変化します。本来ならば子宮腔にしか存在しないはずの子宮内膜組織が子宮内以外の場所に出来て、月経周期に併せて増殖したり出血したりします。その出血は出口がないため、体の中に溜り、塊りができて癒着を引き起こします。 この状態のことを子宮内膜症と呼びます。
卵巣内で繰り返し出血すると、血液が外に出れないためだんだん大きくなり、チョコレート嚢腫という腫瘍が出来てしまいます。子宮内膜細胞は血流によって子宮から離れた場所にも移ってしまうことがあります。虫垂、膀胱、尿管、腸など以外に、また稀ですが肺にできたりすることもあります。
◆なぜ癒着を引き起こすの?
体内に出血が起こると、体がそれを治そうとして自然に病巣を包むような膜ができます。 そのため癒着が起こります。臓器と臓器、臓器と腹膜がくっ付いてしまい、生理期以外にも痛みを感じることもあります。
月経がある女性の10人に1人は罹っているとも言われています。生命に危険を及ぼすような病気ではありませんが、閉経までずっと付き合うことになるかもしれません。月経がある限り完治することのない慢性病です。
◆子宮内膜症とはどんな症状ですか?
こんな症状に要注意!
* 生理痛が激しく、鎮痛剤が効かないほどである。
* 生理痛と同時に吐き気がする。
* 年々、生理痛が酷くなっていく。
* 生理の量が多く、レバー状の塊りが大きく増えてくる。
* 生理期間が長く、だらだらと10日以上続く。貧血になる。
* 生理期以外にも下腹部痛がある。
* 排便の時に肛門の奥のほうが痛む。
* 性交の時、膣の奥に激しい痛みを感じる。
* 不妊症である。
以上は西洋医学の見解です。
◆さて、東洋医学ではどうなるの?
中国では、子宮内膜症患者に対して西洋医学のホルモン療法と手術以外に、鍼灸治療、漢方薬治療も、積極的に取り入れます。
かなり効果があげられています。日本では、あまり知られていないようですが、中国では婦人科医師ならこの事は常識です。
■当院の取り組み■
当院では、子宮内膜症という病名に対して治療するのではなく、患者様の個々の体質に応じて、治療方針を立てて治療して参ります。
東洋医学では、子宮内膜症は?血によって胞脈を阻滞し、「不通即痛」、痛みを生じる。?血を引き起こす原因は肝欝気滞と寒邪侵入によるものと定義します。
治療方針:行気・駆寒・化?・止痛
当院は子宮内膜症の治療は独特な方法で行います。
一回目の治療で効果は自覚として感じられます!
鎮痛剤の飲めない患者様には、特に鍼灸治療をおすすめいたします。鍼灸治療を継続することにより、鎮痛剤の効果がなかった方も効くようになったり、痛みの一 番つらい月経前半の活動(仕事、学校、家事など)に支障のあった方も出来るようになるなどの効果が期待できます。
治療は普通の生理痛治療するような月経前、月経時に集中的にと言うわけではなく、原則週2回、定期的に治療をしていきます。
内膜症治療のご予約は・・蘭靜中医鍼灸院
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